斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

"子供は姑に殺されたと言いなさい"の解釈

Hagexさんを見ていたらこんな投稿がありました。
※一部省略しています。暴力表現があるので、特に妊婦の方は閲覧にはご注意下さい。

子供は姑に殺されたと言いなさい - Hagex-day info

10年ほど前の話だが流れを読まずに投下。

セリフ等に一部フェイクあり暴力表現ありなので注意。

 

前提としてA県K村のような特殊な地域の話として読んで頂ければと思います。

(中略)

「あなたは悲劇の母親でいなさい」

「ご近所には子供は姑に殺されたと言いなさい」

ダウン症で中絶としたとしてもこの村では中絶したという事実しか広まらないから」

「あなたもこの先中絶した自分を責めるより姑を恨んだ方が罪悪感を感じず幸せでしょう」

 

私の中でな何かがきれた。立ち上がってトメからバットを奪うとトメの口へ向かってフルスイングした。唇は切れ(つぶれ?)、鼻血と一緒に下顎が血で真っ赤になった。トメはふごふご言っていた。

 

「トメさん、顔、多分何針か縫うと思いますが、麻酔は拒否して下さいね。それか病院行くのやめて下さい。つか行くな」

 

トメは私の言いたいことを理解して泣き出し、本当に病院に行かなかった。

Hagexさんも、コメント欄でも、報告者が何を入っているかよく分からないということでしたので、topisyuの解釈を書いてみます。

 

 

解釈

まず、トメ(=2ch用語の姑)さんの言いたいことは分かりますよね。閉鎖的な地域であるため、中絶したという事実が広まるのは世間体が悪い。それぐらいなら、姑が殺した方がまだましであるという考えです。背景には、姑は嫁に何をしてもいいという常識がある。

 

それで分からないのがこの報告者さんのこの部分。

「トメさん、顔、多分何針か縫うと思いますが、麻酔は拒否して下さいね。それか病院行くのやめて下さい。つか行くな」

 

トメは私の言いたいことを理解して泣き出し、本当に病院に行かなかった。

報告者さんは何を言おうとしたのか。

 

考えられるのは、姑のこの発言を受けて、

「あなたもこの先中絶した自分を責めるより姑を恨んだ方が罪悪感を感じず幸せでしょう」

言われたとおり、姑を恨み、そしてバットで殴った、姑の理屈に乗った行動だから理解できるでしょというのが一つ目。これは、報告者さんの言ったことの前段部分の解釈です。

トメさん、顔、多分何針か縫うと思いますが、麻酔は拒否して下さいね。

 

もう一つは、中絶をしたことがネガティブにとらえられるような閉鎖的な地域で、姑が嫁に殴られたのが広まるのがマズいのは分かるでしょというもの。

 

姑が嫁を殴って流産させることが中絶したよりも肯定的に受け止められる地域ということは、先に書いたとおり姑は嫁に対して何をしてもいいというのが常識になっていると考えられます。そんな社会で、嫁が姑に反撃したなんてことが広まろうものなら、姑の面目は潰れる。病院に行けば、明らかに第三者から被った傷であることは分かるでしょうから、

それか病院行くのやめて下さい。つか行くな

病院に行かない方がいい、行ったら貴方の面目が潰れますよということを言いたかった。(面目が潰れない代わりに下顎が潰れた。)

 

分かりにくくさせている原因

多分、後者の方で正解だと思うのですが、分かりにくくさせている原因は、報告者さんが、

前提としてA県K村のような特殊な地域の話として読んで頂ければと思います。

この一文を書くだけで、どういう地域なのか理解できると考えて、言葉をかなり端折っていることと、当日起きた出来事を後解釈で物語風に仕立て上げていることにあるかと思います。

 

自分にとって当たり前のことは、それが当たり前すぎて人に説明するのって難しいものですよね。