斗比主閲子の姑日記

姑に子どもを預けられるまでの経緯を書くつもりでBlogを初めたら、解説記事ばかりになっていました。ハンドルネーム・トップ画像は友人から頂いたものです。※一般向けの内容ではありません。

姑と変なTシャツ

この日記は、姑に子供を預けられるまでの、それまでの姑との思い出を語るものです。

 

このエピソードは、姑と子供の話し始めの続きのようなものです。

言葉を覚え始めた子供に皆さんがさせることと言えば、姑の悪口を吹き込むことですよね。姑の写真を見せて「ばあばじゃなくて、鬼婆(おにばばあ)だよ」などと覚えさせて、パートナーの歪む顔を見る。

もちろん、これは冗談で、我が子に汚い言葉を積極的に覚えさせるような親はいません。覚えてもらっては困る言葉は子供が勝手に覚えてしまうものです。

 

うちの子が覚えてしまった言葉は、「変なTシャツ」でした。姑から貰ったけれどあまり好きではないTシャツを見せて「この変なTシャツで今日は出掛けようか」と何の気なしに言ったら、彼女の頭の中では、このTシャツが「変なTシャツ」と刷り込まれてしまいました。

そのTシャツを自分で着ている分には変だとは指摘しないのですが、着させようとしたり、鏡に映ったそのTシャツを見たりすると、「変なTシャツ!」と楽しそうに叫びます。

確かに、変なTシャツですが(とあるポップスターの顔が正面にばっちりプリントされたピンクのTシャツ)、あげた姑はそれが似合うと好意でくれたものですから、孫に「変なTシャツ!」と言われたら、気分が悪くなるのは必然です。当然、topisyuが変だと思っていることも同時に伝わります。姑の心の中に広がるだろう黒い感情を妄想するのを楽しみながらも、これ以上「変なTシャツ!」と言うのを止めるというミッションが発生します。

 

小さい子というのは意識を意図的にそらすと、その前までに考えていたことを切り替えるもの。それからしばらくは、その変なTシャツを着させる度に、他の衣服を「可愛いキュロット!」「その帽子似合ってる!」などと褒めるようにしました。結果、1週間で、そのTシャツを見ても、「変なTシャツ!」とは言わなくなりました。一安心です。

 

これに懲りて、子供がいる前では姑に関するレビューは一切口に出さないことを肝に命じました。二世帯住宅で、スピーカーが身内にいるなんてヤバすぎます。

  

以上、姑と変なTシャツでした。

姑に子供を預けるまでにはまだまだ長い道のりがあります。